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●うまレター2011年6月号掲載

北斗盃優勝馬パフォーマンスの父
アッミラーレが暮らすスタリオン

イーストスタッド【浦河町】

 今年度のホッカイドウ競馬開幕日に行われた3歳重賞「北斗盃」を、1年ぶりのレースとなったパフォーマンスが制した。昨年の門別開幕初日にスーパーフレッシュチャレンジを圧勝し、全国で1番最初の2歳勝ち名乗りを挙げた同馬だが、その後、故障を発症して昨シーズンを丸々棒に振ってしまった。しかし、その生まれ持った能力は相当レベルの高いものだったようで、長いブランクを微塵も感じさせないレースぶりで他馬を圧倒し、見事にクラシック1冠目を手にした。
 パフォーマンスの父は、中央のダート路線で活躍したアッミラーレ。マックスビューティやホクトベガを生産した酒井牧場で生まれ、ターファイトクラブで募集された、いわゆる1口馬である。
 3歳の8月という遅いデビューだったが、500万下から4連勝で一気にオープン馬へと駆け上がり、6歳夏までダート重賞戦線を沸かし続けた。5歳時に出走した根岸S(GV)では、サウスヴィグラスやノボトゥルー、ノボジャック、ゴールドティアラといった重賞馬たちを差し置いて、1番人気に支持されたほどの期待馬でもあった。
 結局、重賞勝利には届かなかったものの、サンデーサイレンス産駒の貴重なダート活躍馬として、04年より浦河町のイーストスタッドで種牡馬の道を歩み始めて今年で8年目となる。
 「大きくて力があり、体調も絶好調です。サンデーサイレンス産駒らしく気が強く、種付けの時は野獣のようですよ(笑)」
 とアッミラーレの近況について話してくれたのは、同スタッドの青木大典場長。600キロ近くあるという馬体は雄大で迫力もあるが、サンデーサイレンス産駒らしい皮膚の薄さも持ち合わせている。いかにもダート競馬で活躍する産駒を生み出しそうな、見映えのする好馬体だ。
 07年にデビューした初年度産駒からは、NHKマイルCにも出走したセッカチセージなども出たが、多くは父と同じくダート路線での活躍を見せている。
 「成績が示すように産駒はダート向きですね。父譲りの馬格も好成績につながっているのでしょう。また、パフォーマンスのように2歳の早い時期に勝ち上がる産駒も目立ち、仕上がりの早さも強調できます」
 と種牡馬としてのアッミラーレをアピールする。手頃な種付け料も後押しし、交配頭数も同スタッドの人気種牡馬に迫る数字を残しつつある。
 「今後も、中央、地方問わず、産駒の躍進を期待しています」
 とエールを送る青木場長。パフォーマンスのポテンシャルの高さを見ると、まだまだ大物を出してきそうな予感がする。

アッミラーレ
牡、黒鹿毛
1997年4月1日生まれ
父:サンデーサイレンス
母:ダジルミージョリエ
母父:Carr de Naskra
●生産者/酒井牧場(浦河)
●競走成績/18戦6勝
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