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●うまレター2015年4月号

ユングフラウ賞(浦和)優勝馬スターローズの父
スマートボーイが暮らすスタリオン

アロースタッド【新ひだか町】

 南関東牝馬クラシックの前哨戦「ユングフラウ賞」を、2番人気のスターローズが制した。道中は外々を回る苦しい展開ながら、直線で大外から鋭く脚を伸ばし、ゴール板でリボンスティックをハナ差捕えて重賞初制覇。一躍、桜花賞の主役候補へと名乗りを挙げた。
 スターローズの父は、97年〜04年までの長きにわたり、JRAのダート重賞で活躍をつづけたスマートボーイ。アンタレスS連覇、平安S連覇、マーチS優勝と、5歳〜8歳の間に重賞5勝を挙げているが、そのすべてがダート1800mでの逃げ切り勝ちで、条件がはまった時には完璧な強さを発揮する馬だった。伊藤直人騎手との息の合ったコンビが記憶に残っているファンも少なくないだろう。
 04年より新ひだか町静内のアロースタッドで種牡馬生活を始め、今年で12シーズン目。父としてもベテランの域に差し掛かってきた。
 「年齢以上に若く、体調は安定していますね。ダートで活躍をした馬のわりに体はそれほど大きくはなく、名前通りスマートな体形です。種付けをよく理解していて、手のかからない利口な種牡馬です」
 と紹介してくれたのは、アロースタッドの本間一幸主任。毎年20頭に満たない産駒の中から、トウホクビジン、マツリバヤシ、ナンテカなど、交流重賞でも上位争いできる優秀な馬をコンスタントに送り出してきた。  
 「距離の融通が利き、丈夫な産駒が多いですね。特に牝馬の活躍が目を引きます」
 と産駒の特徴を分析する本間さん。163戦を戦い抜いて先日引退したトウホクビジンなどは、その象徴だろう。
 最近は母の父として孫世代もデビューし始め、昨年はフィーリンググーが門別開幕日に組まれたスーパーフレッシュチャレンジを圧勝し、栄冠賞で2着、エーデルワイス賞で4着するなど、ホッカイドウ競馬の2歳戦を盛り上げた。
 「引きつづき長い種牡馬生活を送っていけるように、一緒に頑張っていきたいです。今年のクラシックで楽しみな産駒がいますし、春は力が入りますね。また、母の父としても期待は大きいです」
 とスマートボーイにエールを送る本間さん。入れ替わりの激しい種牡馬界にあって、その競争を勝ち抜いてきたしぶとさは、現役時代のパワフルな逃げ脚と息の長い活躍を彷彿させる。今年で20歳の大台を迎えたが、もしかすると大物が誕生してくるのはこれからなのかもしれない。同期の現役種牡馬キングヘイロー、グラスワンダー、スペシャルウィークなどのGT馬をあっと言わすような、スマートボーイらしい産駒の誕生を夢見よう。

スマートボーイ
牡馬、鹿毛
1995年5月10日生まれ
●父/アサティス
●母/アンラブル
●母父/ノーリュート
●調教師/吉永猛(栗東)
     伊藤圭三(美浦北)
●馬主/泣Oランド牧場
●競走成績/62戦11勝
●獲得賞金/425,393,000円

スターローズ
牝3歳、船橋・山本学厩舎
母ローズカーニバル(母父Silver Deputy)

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