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●うまレター2015年2月号掲載

高知県知事賞(高知)優勝馬リワードレブロンの父
タニノギムレットが暮らすスタリオン

レックススタッド【新ひだか町】

 大晦日に高知競馬場で行われた重賞「高知県知事賞」を、1番人気のリワードレブロンが制した。スタート直後に隣りの馬が落馬して大きな不利を被り、後方からの競馬を余儀なくされたが、終わってみれば7馬身差の圧勝。各地に遠征してダートグレードで揉まれてきた経験を活かし、レベルの違いを見せつけるような一戦だった。
 リワードレブロンの父は、02年の日本ダービー馬タニノギムレット。世代の頂点に立ちながら、故障により早々と引退し、4歳でスタッドイン。すると初年度産駒のウオッカがいきなり父娘ダービー制覇という偉業を成し遂げ、サンデーサイレンス系牝馬に種付けできる優位さも手伝い、人気沸騰の種牡馬となった。初年度産駒デビュー直後のシーズンには、実に240頭の種付けをこなしている。
 種牡馬生活12年目となった昨年、生まれ故郷に近い新ひだか町のレックススタッドへ移動し、新天地での2シーズン目を間もなく迎えようとしている。
 「環境にはすっかり慣れて、心身ともに良い状態です。丈夫で強い筋肉が特徴ですね。太りやすい面があるので、今の時期は特に気を付けています」
 と近況を知らせてくれたのは、レックススタッドの泉山義春場長。近くの放牧地には新入厩のパドトロワがいて、よくコミュニケーションをとっているそうだ。
 「目つきの感じから気性がキツそうに見えますが、普段はおとなしいですよ。少し気分屋なところがあるので、種付けの際は馬の気持ちを大切にしながら行っています」
 と仕事ぶりを紹介してくれた。おとなしいふりをしながら急にかじったりする素振りは、父のブライアンズタイムとよく似ているという。
 「産駒は性別問わず走りますから頼もしいですね。サンデーサイレンス系牝馬と相性が良いので、ディープインパクトやハーツクライ、また先々はオルフェーヴルらの肌馬に交配できる日を楽しみにしています」
 と将来の夢を語る泉山場長。これまでに11頭の中央重賞馬を送り出しているが、その半数以上(スマイルジャック、クレスコグランド、ハギノハイブリッド、アブソリュート、セイクリッドバレー、オールザットジャズ)の牝系にサンデーサイレンスの血が入っている。SS系種牡馬が増えつづけている現状を考えると、今後ますます需要は増えていきそうだ。
 「これからも堅実に結果を出していき、20歳になるまでに新たな大物を出したいです」
 偉大なるブライアンズタイムの名血を後世へつなぐ重要な任務を、馬産地の中心・日高で1日も長くつづけてほしいと願う。 

タニノギムレット
牡馬、鹿毛
1999年5月4日生まれ
●父/ブライアンズタイム
●母/タニノクリスタル
●母父/クリスタルパレス
●生産者/カントリー牧場
●調教師/松田国英(栗東)
●馬主/谷水雄三 氏
●競走成績/8戦5勝
●獲得賞金/386,010,000円

リワードレブロン
牡、2008年生まれ、高知・雑賀正光厩舎
母リワードオーガン(母父ブレイヴエストローマン)
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