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●うまレター2015年1月号掲載

デイリー杯2歳S(GU)優勝馬タガノエスプレッソの父
ブラックタイドが暮らすスタリオン

ブリーダーズ・スタリオン・ステーション【日高町】

 未来のクラシックホースを目指す素質馬が集った「デイリー杯2歳S」を、5番人気のタガノエスプレッソが優勝。中団待機策から徐々にポジションを上げ、直線で力強く伸びて重賞初制覇を成し遂げた。
 タガノエスプレッソの父は、04年のスプリングSを制したブラックタイド。ダイワメジャーが勝った皐月賞でもコスモバルクに次ぐ2番人気に支持された素質馬だったが、皐月賞後に屈腱炎を発症して長期休養に入る。その間に1歳下の全弟ディープインパクトが日本競馬を席捲する大活躍をつづけ、復帰したブラックタイドにも大きな期待が懸けられたが、故障前の輝きを取り戻すことができずに7歳で引退。09年より日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養され、種牡馬生活も今年で7シーズン目を迎える。
 「とにかく元気な馬で、心身ともに若いですね。食欲旺盛で、体調も万全。毛ヅヤも良くて、見栄えのする馬体は健在です」
 とブラックタイドの近況を知らせてくれたのは、同スタリオン主任の坂本教文さん。種牡馬初年度から150頭の繁殖牝馬を集める人気ぶりで、14年度も122頭に交配。6年連続100頭超えの交配数は、日高でもトップクラスの人気種牡馬といえる。
 「前年はシーズン中に産駒マイネルフロストが毎日杯を制したこともあり、大きな反響がありました。4月からは1日に3〜4回の種付けを行いましたが、順調にシーズンを乗り切ってくれました」
 とブラックタイドの仕事ぶりを紹介。サンデーサイレンス系らしく、種付けは上手にこなすそうだ。産駒の特徴については、
 「仕上がりが早く、芝・ダート問わず結果を出しています。立派な馬体を受け継ぎ、市場向きという声をよくいただいています。ボリュームのある馬体、ダート適性の高さなどは、全弟ディープインパクトの産駒と少し違った特徴ですね」
 と分析。初年度産駒テイエムイナズマはデイリー杯2歳S、デイジーギャルはローレル賞に優勝。2年目産駒マイネルフロストは日本ダービー3着、フィールザスマートはジャパンダートダービー3着。そして3年目産駒タガノエスプレッソが3世代連続となる重賞制覇を決め、今春も忙しいシーズンとなることは間違いなさそうだ。
 「父が果たせなかったGT制覇を産駒が叶えて欲しいですね」
 と期待する坂本さん。リーディングサイアーの地位を不動のものとしているディープインパクトと同じDNAを持つブラックタイド産駒が、今年もクラシックシーズンを沸かせてくれるに違いない。

ブラックタイド
牡馬、黒鹿毛
2001年3月29日生まれ
●父/サンデーサイレンス
●母/ウインドインハーヘア
●母父/Alzao
●生産者/ノーザンファーム(早来)
●調教師/池江泰郎(栗東)
●馬主/金子真人ホールディングス
●競走成績/22戦3勝
●獲得賞金/162,071,000円
●種付料/70万円(受胎確認条件)
     100万円(産駒誕生条件)

タガノエスプレッソ
牡、2012年生まれ、栗東・五十嵐忠男厩舎
母タガノレヴェントン(母父キングカメハメハ)

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