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●うまレター2014年12月号掲載

鎌倉記念(川崎)優勝馬オウマタイムの父
タイムパラドックスが暮らすスタリオン

ビッグレッドファーム【新冠町】

 南関東2歳重賞第1弾の「鎌倉記念」を、7番人気のオウマタイムが快勝。同馬はつづく「ハイセイコー記念」でも僅差の2着に入り、来年の南関東クラシック有力馬の1頭として名乗りをあげている。
 オウマタイムの父は、現役時代にダート重賞9勝を挙げたタイムパラドックス。8歳まで息長く活躍し、ゴールドアリュール、アドマイヤドン、アジュディミツオー、カネヒキリ、ヴァーミリアンといった各世代のダートチャンピオンたちと鎬を削ってきた。04年のジャパンCダートを制して6歳でGT馬となり、7歳時には川崎記念、帝王賞、JBCクラシックとGTを3勝。引退レースとなった06年のJBCクラシックで連覇を果たし、通算50戦16勝(GT5勝)、10億円近い賞金を稼ぎ出した。07年より新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入り。今年で8年目となる種付けシーズンを無事に終え、春に向けて英気を養っている。
 「16歳となった現在も衰えなく、健康に過ごしています。ブライアンズタイム系種牡馬の特徴なのかもしれませんが、穏やかな気性で落ち着いていますね。少し太りやすい体質なので、そのあたりに注意しながら管理しています」
 とタイムパラドックスの近況を知らせてくれたのは、ビッグレッドファーム・スタリオンスタッフの福田一昭さん。今春は90頭と交配し、昨年同様に忙しいシーズンを送ったそうだ。 
 「多い時は1日3〜4頭と交配しました。シーズンを通じて順調でしたが、性欲満々というタイプではないので、毎回気持ちをコントロールしながらの種付けとなります」
 産駒はこれまでに5世代がデビュー。3世代目のインサイドザパークとソルテが南関東の2歳重賞を次々と制覇していき、翌年の東京ダービーでも両馬が1着・3着するなど、南関東競馬でタイムパラドックス旋風が巻き起こったのは記憶に新しい。
 「南関東とは本当に相性が良いですね。昨年の東京ダービー優勝もインパクトがありましたし、オウマタイムの活躍も来春への追い風になると思います。父と同じくダート適性の高い産駒が多いのですが、早い時期から頭角を現したり、短い距離でも活躍できる馬が目立つのは意外な傾向ですね」
 と産駒の特徴を分析。
 「今後はJRAでも成績を伸ばしていきたいです」
 とタイムパラドックス産駒たちに大きな期待を懸けている。
 種牡馬7シーズン目にV字回復した種付け数は、6歳になって本格化した自身の競走成績とイメージが重なる。今後、ブライアンズタイムの後継種牡馬として代表的な存在となっていくかもしれない。

タイムパラドックス
牡馬、栗毛
1998年5月23日生まれ
●父/ブライアンズタイム
●母/ジョリーザザ
●母父/Alzao
●生産者/白老ファーム(白老)
●調教師/松田博資(栗東)
●馬主/去ミ台レースホース
●競走成績/50戦16勝
●獲得賞金/977,865,000円
●種付料/30万円(受胎確認条件)
     50万円(産駒誕生条件)

オウマタイム
牡2歳、船橋・林正人厩舎
母ケイウンブルーム(母父ジョリーズヘイロー)

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