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●うまレター2014年11月号掲載


オータムカップ&岐阜金賞優勝馬ノゾミダイヤの父
メイショウサムソンが暮らすスタリオン

イーストスタッド【浦河町】

 笠松競馬場の重賞「オータムC」と「岐阜金賞」を愛知所属のノゾミダイヤが連勝。今年7月から破竹の8連勝を収め、3歳馬ながら東海地区のエース格に堂々とのし上がってきた。
 ノゾミダイヤの父は、06年のJRAクラシック二冠馬メイショウサムソン。惜しくも三冠は逃したが、3〜4歳時に皐月賞、日本ダービー、天皇賞(春)、天皇賞(秋)とGTレースを4勝。5歳時には凱旋門賞にも挑戦し、競走馬として10億円以上の賞金を稼ぎ出した。
 引退後に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。今年から生まれ故郷に近い浦河町のイーストスタッドへ移動してきた。
 「こちらに移って最初のシーズンを終え、健康に過ごしています。浦河の繁殖牝馬にも多く交配し、昨年以上の種付数を記録しました。普段はおとなしいのですが、気に入らないことがあるとカーっとなることがあるので気を付けています」
 とメイショウサムソンの近況を知らせてくれたのは、イーストスタッドの青木大典場長。同じ勝負服で走ったメイショウボーラーの隣りに放牧地を与えられ、穏やかな表情で毎日を過ごしている。
 メイショウサムソンの父はキングジョージの勝ち馬オペラハウスで、母の父は凱旋門賞馬ダンシングブレーヴ。母系を遡れば、牝馬ながらに天皇賞(秋)、有馬記念を連勝したガーネットにたどり着く超良血馬だ。その良血を受け継いだ産駒たちは、すでに3世代がデビュー。初年度産駒から日本ダービーへ駒を進めたサムソンズプライド、エリザベス女王杯4着のトーセンアルニカなどが誕生。2世代目のハピネスダンサーも秋華賞へ出走するなど、サンデーサイレンス系種牡馬が席捲するGT戦線にもきっちりと顔を出してきている。
 「レースを使うたびに強くなる産駒が多いですね。やはり芝での成績が優っていますが、ノゾミダイヤのように地方のダートで活躍する産駒も出てきました。配合によっては、いろいろな可能性があると思います」
 と産駒特徴を分析。興味深いのは、先述のサムソンズプライド、トーセンアルニカともに、母の父がエルコンドルパサーであること。凱旋門賞を走った両馬の相性が良いというのは面白い傾向だ。
 「エルコンドルパサーのようなミスタープロスペクター系もそうですが、サンデーサイレンス系牝馬と配合できるのも強みですね。中央でも重賞馬を出したいです」
 と楽しみを膨らませる青木場長。浦河生まれの種牡馬メイショウサムソンから、浦河産のGT馬が誕生する日を夢見たい。

メイショウサムソン
牡馬、鹿毛
2003年3月7日生まれ
●父/オペラハウス
●母/マイヴィヴィアン
●母父/ダンシングブレーヴ
●生産者/林孝輝(浦河)
●調教師/瀬戸口勉(栗東)
     高橋成忠(栗東)
●馬主/松本好雄 氏
●競走成績/27戦9勝
●獲得賞金/1,065,949,000円
●種付料/50万円(受胎確認条件)
     80万円(産駒誕生条件)

ノゾミダイヤ
牡3歳、愛知・錦見勇夫厩舎
母ポートムテキ(母父バブルガムフェロー)
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