馬産地レポート一覧


お使いの機種に対応しているムービーがありません。
●うまレター2014年6月号掲載

北斗盃(門別)優勝馬
ラブミーブルーのふるさと

サンローゼン【新冠町】

 今季のホッカイドウ競馬開幕日に組まれた3歳重賞「北斗盃」を、2番人気の牝馬ラブミーブルーが制した。好位追走から満を持して直線で抜け出し、昨年のホッカイドウ競馬最終日に行われた「ブロッサムC」につづく重賞2勝目を飾った。
 ラブミーブルーの生まれ故郷は、新冠町の明和地区と万世地区に拠点を構えるサンローゼン。記憶に新しいところでは、福山競馬最後の年に活躍し、南関東〜高知と渡り歩いて現役活躍中のクーヨシン(サラ系)も同牧場の生産馬だ。
 「今季の門別初戦でしたし、まずは無事にと思っていました。直線は声が出ましたね。先頭で目の前を通過した時は、思わず飛び上がっていました」
 と歓喜の瞬間を振り返るのは、同牧場の長浜謙太郎さん。昨年重賞を勝った時に着ていた”ブルー
の服装を身にまとってゲンをかつぎ、家族と共に門別競馬場で声援を送っていたそうだ。口取りの際には、近隣牧場の方や長浜さんが所属している町の商工会青年部員から祝福の声が寄せられた。
 「手のかからない利口な馬で、丈夫でしたね。幼少期から馬体は良く、装蹄師や獣医師の方からも高い評価をいただいていました」
 と、ラブミーブルーが牧場で過ごした時代を思い出す。1歳時のHBAサマーセールに上場して無事落札され、ホッカイドウ競馬からデビューすることが決まった。
 ラブミーブルーの母イゾラトウショウは未勝利のまま繁殖入りしたが、その3代母には日本で大成功したソシアルバターフライ(トウショウボーイの母)がいる牝系の出身。これまでに5頭の仔を生み、ラブミーブルーの半妹に当たる1歳牝馬(父ファスリエフ)が牧場ですくすくと育っている。
 「1歳の仔は母に似て、気の強いタイプですね。がっちりした体型は父譲りでしょう。当歳時から冬も昼夜放牧を試みて、心身共にたくましく成長しており、先々が楽しみです」
 と姉につづく活躍に期待する。 「ラブミーブルーは、デビュー前の能力検査を見た時から活躍の予感がありました。エーデルワイス賞の2着で、それが確信に変わりましたね。早くから立派な成績を残してくれて、本当に嬉しく思っています。無事に走って、また重賞で口取りができたら最高ですね」
 と愛馬にエールを送る長浜さん。Dr・コパさん所有のサウスヴィグラス産駒牝馬、しかもサマーセール出身といえばラブミーチャンとまったく同じ道だ。偉大な先輩の背中を追って、地方競馬を代表する馬へと成長してほしい。

ラブミーブルー
牝3歳、北海道・角川秀樹厩舎
父サウスヴィグラス 母イゾラトウショウ
戻る

TOPへ

©WORLD