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●うまレター2013年11月号掲載

小倉2歳ステークス優勝馬ホウライアキコの父
ヨハネスブルグが暮らすスタリオン

JBBA静内種馬場【新ひだか町】

 ついに世界のチャンピオンが、日本でベールを脱いだ――今年の小倉2歳S(小倉・芝1200m)は、そんな印象を強く残したレースだった。2番人気で同レースを制したホウライアキコの父は、これまでに世界8ヶ国(アメリカ、イギリス、アイルランド、フランス、オーストラリア、シンガポール、アルゼンチン、カナダ)で計25頭の重賞馬を送り出してきたヨハネスブルグ。10年からJBBA静内種馬場で供用され、来日して4度目の種付けシーズンを無事に終えた。
 「健康状態は非常に良いですね。2歳の時点で航空輸送をクリアして、世界各国で結果を出してきた馬ですし、体の強さは折り紙つきです」
 とヨハネスブルグの近況を知らせてくれたのは、同種馬場の中西信吾場長。
 「ホウライアキコの勝利は、本当に嬉しいニュースです。相当なスピードを持っていますが、距離が延びても楽しみな馬だと思います」
 と、日本での産駒初重賞勝利を手放しで喜ぶ。
 ヨハネスブルグの生涯競走成績は10戦7勝。その7勝すべてが2歳時のもので、うち4ヶ国(イギリス、アイルランド、フランス、アメリカ)で挙げたGT競走4勝(芝3勝・ダート1勝)が含まれている。
 「ヨハネスブルグ自身は2歳時に勝利した短い距離での戦績が際立っていますが、海外ではオークス馬も出しているように、産駒はクラシックディスタンスでもやってくれると思います。また、芝でもダートでも、オールウェザーでも結果を出していますし、稀にみる万能タイプの素晴らしい種牡馬ですね。今後、日本でどんな大物が誕生してくるか楽しみです」
 と期待をかける。
 「調教師の方からは秋以降のデビューで良い産駒がいるとも聞いていますし、この調子で成績を伸ばしていきたいですね。1歳馬の市場取引も活発でしたし、当歳馬の時点で先物買いが多いとのお話も耳にしています。先々はフォーティナイナーやオペラハウスのように、当種馬場の看板種牡馬になってくれることを期待しています。また、ヨハネスブルグ産駒を求める購買者を増やすことで、馬産地日高をさらに活気づけていきたいです」
 と中西場長。10月に入ってからも、ホウライアキコがレコードでデイリー杯2歳S(京都・芝1600m)を制して重賞を連勝。また、フクノドリームがエーデルワイス賞(門別・ダ1200m)を制するなど、ヨハネスブルグ産駒の勢いは増す一方だ。来年のクラシック戦線で、その危険な香りのする馬名がクローズアップされるのは間違いないだろう。

ヨハネスブルグ
牡馬、鹿毛
1999年2月23日生まれ
●父/ヘネシー
●母/Myth
●母父/オジジアン
●生産地/アメリカ
●競走成績/10戦7勝
●種付料/120万円〜180万円

ホウライアキコ
牝2歳、栗東・南井克巳厩舎
母ホウライサンデー(母父サンデーサイレンス)
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